直行便が無くなっており、日本人はダイバーくらいしか向かわない島ですが…復活なるか
サイパン島、行ったことないという人もだいぶ増えてしまったのではないでしょうか。日系の飛行機が一時期なくなり、かつてはグアムとともに栄華を極めていた観光島だったサイパンに行く日本人は、ダイバーが主となってしまい、それ以外の人は相当減っていた時期があります（現在は1/10の規模とか…）。そのため一時期は、サイパンもサイパン独自でLCCを飛ばすつもりでしたが、残念ながら騙されてしまったのか、機材契約先が経営破綻してしまい機材が受け取れずその話はなくなりました。最近はそれでも日本系と入れ替わりに増えた韓国人観光客、および残存する日本人リピーターを載せて、韓国系LCCが多く飛んでいます。
グアムにとても良く似た島の構成
「サイパンに行ったことない」という人も多いですが、基本的には島の立地も島の構成もグアムにほどよく似ており、「グアムを田舎にしたような所」がサイパンだと思っていいかと思います。古くは日本からの大手代理店を利用したツアーでもやや下世話な目的で行く人もいましたが、当時島には紡績産業があり、それの出稼ぎの体で来たフィリピーナや中国の方が夜のアルバイトでそれらの産業に関わっていた（関わらされていた）という時代もありました。しかし、観光客激減で、そういうものもかなり壊滅となり、今は逆に、ダイビング目的の方が、近隣の「ロタホール」が有名なロタ島とセットで訪れるほぼ健全な場所となっています。スカイマークの大冒険 サイパン便を出す！
なんとそんなサイパンにスカイマークが、チャーターをまず出して、2019年夏くらいをめどに定期便を出したい、という記事がプレジデントに出ていました。有償記事なので最後まで読めないのですが、確かに現在日系飛行機が飛んでいないということですから、飛ばせばシェアが100％というのは、現在やや失速しているスカイマークとしてはありなのだと思います。(その後はまだチャーター便の報しか出てこないですが…→7/10にテレビで特集されました。まだ本気のようです！）。昔はグアムよりもだいたい5,000円～1万円は滞在費が安く済んだことから（※グアムより日本に近いため）、サイパンもリピーターが多く、また島の構成もグアムに似ている（島が長細く、西側にホテル街・繁華街、南北に基地）ことからグアム慣れしている人でも抵抗なく楽しめるのがサイパンです。ホテル街も、まるでグアムの「タモン・タムニング」のように、「ガラパン・ススペ」地区とメイン・サブ街が別れています。
サイパンはすごく良い島
サイパンはグアムよりも観光の落ち込みが深刻な分、我々を強く歓迎してくれるかつ、滞在費も安いので、もし気が向いたら、スカイマークが就航した日には、我々が島を救うべく、日本人として多く訪れてみたいですね。サイパンでおすすめなのは、グアムでいう「ココス島」にあたる「マニャガハ島」、泳ぐために行く島ですが、結構きれいですし、ホテルからバナナボートでも行けるくらいの距離にある島です。ちなみにアジア全般がスキなら、サイパンには日系飲食店ももちろんいくつもありますが、中華やフィリピン食、またローカルのチャモロフード等も豊富でかつコンパクトなエリアにまとまっているので、グルメにもおすすめです。
『続報』スカイマークのサイパン便にかける思いが、1時間テレビ番組放映されました。
https://guam.oshieru.blog/2019/07/tv.html
写真：photolibrary
